すそわきがの疑問11選!脱毛が効く?効果的な治療・手術法は?
「アソコが臭い」
デリケートゾーンからの臭い”すそわきが”は女性にとっては最大級のコンプレックス。
ニオイにお悩みの方のために、
すそわきがにまつわる疑問を11個厳選してピックアップしました。
特に注目度の高い・・・
- 子供に遺伝するのか?
- 脱毛が効くという噂は本当か?
- 治療法はあるのか?
- 手術で治るというのは本当なのか?
など、すそがきがにまつわる疑問を一挙に解消しましょう!
ご自身がすそわきがかどうか気になる方は、こちらの記事でチェック方法を詳しく解説していますので、まず初めにお読みください。
1.そもそも「すそわきが」とは?
すそわきがとは、別称「外陰部臭症」とも呼ばれ、女性器周辺からわきが臭のようなニオイがすることを言います。
一般的に当人が自分ですそわきがに気づけるケースは少なく、パートナーからの指摘で気づくことが多いようです。
すそわきがの方は「今日におってないかな……」なんて神経質にならざるをえませんよね。
女性ならではの悩みですが、生理時などは特に股間のムレが気になるもの。
一度自分が臭いっていると感じると、精神的にストレスになり、より発汗量が増え臭いが強まるケースもあります。
すそわきがは股間周辺のわきが臭ですが、乳首周辺やお尻の辺りでニオイがする人もいます。
それぞれ、チチガ・シリガなどと呼ばれることもあります。
すそわきがのニオイの原因とは?
スソガとも呼ばれるすそわきがですが、そのニオイの原因は一体何なのでしょうか?
実は、すそわきがの原因は、わきが同様、アポクリン腺から分泌される汗です。
この汗にはリポタンパクという物質が含まれています。
このリポタンパクという物質を、陰毛に生息する雑菌(コリネバクテリウムや黄色ブドウ球菌など)が分解することで、アポタンパクという物質に変化します。
このときに、発生する強烈な腐敗臭がすそわきがのニオイです。
2.すそわきがって遺伝するの?
自分がすそわきがの場合、それが子供に遺伝するのかどうかって、心配ですよね。
すそわきがをはじめ、「わきが」というのは病気ではなく「体質」であるため、優性遺伝します。
両親のどちらかがわきが体質であれば、遺伝する確率はおよそ50%、両親がともにわきが体質であればおよそ75%だと言われています。
また、臭いの強さを左右する、アポクリン腺の数も遺伝すると言われています。
ですので、親が重度のわきが体質でアポクリン腺の数が多い場合には、子供も同様に、重度のわきが体質になる可能性が高くなります。
それは、すそわきがであっても同様です。
関連記事 ▶ 【わきがQ&A】わきがは遺伝するの?
3.すそわきが対策に「脱毛」が効果的って本当!?
日本では、「毛がないと温泉にもいけない……」なんて恥ずかしい思いをする方もいるようですが、海外では女性はもちろん男性も、腋毛や股間の脱毛をすることが、「エチケット」とされているんです。
「すそわきが」は「わきが」と同じくアポクリン汗腺という部分から、ニオイの原因となる汗が出ます。
その汗と雑菌が混じることによって強いニオイを発することが特徴なんです。
なので、雑菌の温床となるデリケートゾーンの毛を脱毛することで雑菌の繁殖が抑えられ、結果的に臭いを予防する効果が期待できます。
実際に脱毛して効果があったという口コミは?
実際に、アソコの脱毛がすそわきが対策として効果があるのでしょうか?
ここで、すそわきがを消すために脱毛を決意したAさんの例をご紹介します。
きっかけは彼氏?!こんなケースも稀にあり・・・
このAさんも、以前からすそわきがに悩んできた1人でした。
ただ、「アソコの脱毛はちょっと……」と思う一方で、「本格的なすそわきがの手術をするお金もない」なんて、まさに四面楚歌の状態にあったようなんです。
ところが、ある日彼氏に「毛がないデリケートゾーンが見たい!」と切望され、脱毛することを決意したようです。
このように、脱毛することって、女性が思っているより男性は嬉しがったりすることもあるようです。
実際に、陰毛の脱毛をしたAさんですが、すそわきがの臭いが消えたかどうか、アソコ周辺にガーゼを当ててニオイを確認したところ、思いのほかニオイが抑えられているように感じたとのことです。
このような可能性もあるので、脱毛することによって「すそわきが」の悩みを解決するのも一つの手段かもしれません。
今なら、デリケートゾーンを主とした脱毛も美容外科などで取り扱っているようなので、調べてみてはいかがでしょう。
4.すそわきが対策のデオドラントクリームがある?
ただ、「どうしても脱毛したくない!」という方もいるかもしれません。
そういうときは従来通り、デリケートゾーン専用の石鹸やウォッシュに頼り、清潔に保ちましょう。
また、「手術」という選択肢も一つの選択肢です。
切開してアポクリン腺を除去するのであれば、だいたい20万円~30万円で施術が可能なようです。ただ、切ったりするのは傷跡が残る心配があったり、怖いですよね……。
そこで、注目したいのがデオドラントクリームでのすそわきが対策です。
市販のわきがデオドラントでも代用できるのですが、デリケートゾーンへの使用がOKなものでないと、肌荒れなどを起こす危険があります。
特に、粘膜部分への使用などは厳重に注意する必要があります。
基本的に、粘膜部分への使用までは考えられて作られていないので、どのようなデオドラントでも粘膜部分への使用はやめたほうが良いでしょう。
とはいえ、その近辺への使用ともなると、できる限りお肌に優しいデオドラントが良いですよね。
ネット上ではデリケートゾーンのニオイにも使えるクリームが販売されています。
そういった商品でのケアが最もリスクが少なく人気が高いのが事実です。
5.男性にもすそわきがってある?
女性のデリケートゾーンの臭いという印象の強い「すそわきが」ですが、男性にもあるのでしょうか?
この点については、すそわきがの原因がアポクリン腺からの汗である以上、男性、女性問わず起きうる可能性があります。
悩み相談サイトでも、すそわきがで悩む男性の声が多く寄せられています。程度はありますが、男性でも例外ではないと言えます。
6.すそわきが対策で石鹸を使う場合の洗い方の注意点とは?
「やたら生理時にムレが多くて、ニオイが強い気がする」なんて女性も多いようで、実は、それは「すそわきが」である可能性もあります。
一方で、実は陰部を清潔に保つことでも臭いをかなり改善させることができます。
ただし、その洗い方に注意が必要なんです。
ある日彼氏に、「お前のアソコ、臭いんだけど」と暗に言われたりしたら、もうカレとベッドタイムなんて過ごせないですよね。
だからと言って必死になって、石鹸でゴシゴシと強く洗っている方は注意です。
先にも触れたように、すそわきがの原因は、アポクリン腺から分泌される汗が陰毛に生息する雑菌によって分解されることでわきがのようなニオイを発するということです。
ただ、そんな雑菌の中にはニオイ発生に関係しない良い菌もいます。
いわゆる「善玉菌」です。石鹸で必要以上に洗浄することで、悪臭の原因である「悪玉菌」だけでなく、善玉菌まで殺してしまいます。
すると、皮膚のphが正常な状態である弱酸性から弱アルカリ性に傾き、自浄作用が低下してしまいます。
そうなると、皮膚表面にはより悪玉菌が生息しやすい状態になってしまうのです。
結果的により臭いを悪化させることになってしまう恐れがありますので注意が必要です。
関連記事 ▶ すそわきが(スソガ)・チチガ対策7選!デリケートゾーンの臭いを消す!
7.すそわきがは手術で治せる?
「すそわきが」のせいで自分に自信が持てず、悩み過ぎるというのであれば「手術」という選択肢も検討してみましょう。
最近の手術の質は格段に高くなり、術後の傷跡は以前と比べて圧倒的に小さくなって目立たなくなってきているようです。
手術の成功確率も、術式によっては90%以上を期待できるものも少なくありません。
そして最近では、切開する手術だけじゃなく、超音波や電磁波・レーザーでの治療、ボトックス注射のような日帰りで可能な施術もあります。
8.すそわきがを根本的に治す手術方法は剪除法じゃない?
わきが同様、実はすそわきがにも手術が可能なことは、実はあまり認知されていません。
そもそもデリケートな部分なので、手術すらためらってしまうことが多いのではないでしょうか。
わきが手術で有名なのが根本的に「アポクリン腺」を除去してしまう切開手術です。
その代表格がいわゆる「剪除法(せんじょほう)」です。
皮膚を切開するわけですから、剪除法(せんじょほう)後は入浴もできなかったり、うまく歩けなかったりしてデメリットも多いのが実情です。
また、医師次第ではアポクリン腺を除去しきれないこともあるようなので注意が必要です。
ただ、そもそも、すそわきがの発生場所はかなりデリケートな部分なので、術後の皮膚のダメージなどを考慮し剪除法は行われてきませんでした。
では一体どんな手術方法が一般的なのでしょうか?
9.すそわきが治療として有名な3つの手術法とは?
一般的に、すそわきが治療として有名なのが、超音波吸引治療法と皮下組織削除法、電気凝固法です。
1.超音波吸引法とは?
性器上部の陰毛の最上部の両端に超音波を使ったメスで切り込みを入れます。
超音波によって周辺の水分を沸騰させ細胞を破壊します。
破壊した組織を吸引することで組織を除去するという手術法です。
保険診療となり、費用は大体5万円前後。
傷跡は数ミリで小さく目立ちづらいのが特徴です。
術後翌日からシャワーを浴びることも出来るので、OLさんたちに人気です。
ただ、10%前後で再発することもあるのでリスクもあるという点、注意が必要です。
2.皮下組織削除法とは?
臭いが気になる皮膚周辺を3~4cmほど切開し、皮膚外側から専用ローラーを転がしながら挟み込むようにカミソリででアポクリン汗腺を除去していきます。
医師が目視で行うので除去率が高いと評判です。
重度のわきが体質の方に勧められている方法です。
ただ、陰部周辺の切開は怖いということで、なかなか一般的ではないようです。
保険診療になれば、費用は5~8万円程。ただ、ほとんど保険診療にならないようです。
多くは自由診療となり、安くても20万円~高いと30万円以上になるようです。
3.電気凝固法とは?
陰部周辺に局所麻酔を打ち、その後陰毛の根元に専用の針を刺します。
そして、その針に電流を流すことで毛根付近のアポクリン汗腺を破壊するという方法です。
3カ月おきに2、3回受けることでより効果が高まるといいます。
電気凝固法の効果は半永久的に続くというメリットがある一方、陰毛が薄くなるというデメリットもあります。
電気凝固法も基本的に保険診療にならないケースが多いようです。
費用は1回あたり10万円前後。2回目から安くなるクリニックもあるようです。
全体としては、回数によりますが、20~30万円程の費用がかかるでしょう。
10.すそわきがの新しい治療法の「ビューホット治療」って?
「切開はやっぱり怖い!」という方は、「ビューホット治療」という施術法が良いかもしれません。
ビューホット治療は、局部に麻酔を打ったりし無痛の状態にしてから、陰部に細い針をあてがい、「エクリン腺」や「アポクリン腺」をレーザーで除去してしまうものです。
これですそわきがのニオイをかなり軽減できるそう。
9割以上の方が「完全に症状がなくなった」と言われているようなので、一度、調べてみて損はないかもしれませんよ。
また、ビューホットとウルセラドライという方法の良いところを取り入れて融合された、ペアドライという手術方法もすそわきが治療として人気です。
切らないで治療できるので、悩みが深い人に特に人気なんだとか。
関連記事 ▶ 切らないわきが治療法「ペアドライ」ってどう?メリット・デメリットまとめ
11.お手軽さがウリの「ボトックス注射」で症状を抑えられる?
それでもなかなか踏み切れないのであれば、お手軽さがウリの「ボトックス注射」を試されてはいかがでしょう。
すそわきがには使えないのでは?と思っている方も多いようですが、ボトックスを扱うクリニックは結構多いようです。
ボトックス注射は汗を抑える効果があり、「わきが」の方もよく用いる施術法です。
効果は約半年弱程度しか継続しませんが、高い確率で脇汗を抑制する効果が期待できるのが人気のポイントです。
それほど高い施術料金ではないので、まずはボトックス注射で汗を抑え、脱毛もして雑菌の繁殖を抑えるといいかもしれません。
まとめ
いかがでしたか。すそわきがについてよくある疑問を10個ご紹介してきました。
治療法や手術法についてもご紹介してきましたが、どうしても上記のような手術に抵抗があるのなら、最近はネット販売でもデリケートゾーン専用の石鹸やウォッシュが販売されています。
手術前にそういったケア商品を試してみるのも良いかもしれませんね。
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