わきがの臭いをスッキリ消臭してくれる3つの有効成分+α
わきがを根本から何とかするとなると、究極的には手術をするしか方法はありません。
ですが、対処療法としてわきがを消臭するなら、幾つもの有効成分が存在しています。その中でもとりわけ、ポピュラーな成分を知っておくと、わきがを手軽に消臭することができます。
わきが消臭成分の代表選手はこの3つ!
わきが消臭グッズは、それこそ制汗剤であったり、クリームであったり、薬用石鹸であったり、制汗スプレーであったりなど様々な形で存在しています。
しかし、これらの消臭有効成分を細かく見ていくと大体は以下の3つの成分に行きあたる事に気が付きます。
それは、柿渋エキス、緑茶エキス、ミョウバンの3つの成分です。それでは、この3つの成分について以降で詳しく解説していきましょう。
1.渋柿の渋の成分がわきがを殺菌する柿渋エキス
渋柿のしぶみの成分は柿タンニンと呼ばれています。
この柿タンニンには、強力な消臭・殺菌の成分が含まれていてわきがを産み出す雑菌を抑えます。また、柿タンニンには、ワインでお馴染みの抗酸化成分のポリフェノールが含まれます。
ポリフェノールは、臭い成分を分解してしまう効果があり、柿タンニンに含まれるポリフェノールは、ワインの30倍、緑茶の10倍もあるそうです。
このような成分が含まれているので、柿渋はわきが消臭に有効なのです。
2.お茶に含まれる茶カテキン
緑茶には、茶カテキンが含まれています、これはあの有名消臭剤「ファブリーズ」にも含まれている成分です。
カテキンは消臭に優れた効果を発揮します。例えば、精力が付く事で有名なニンニク料理ですが、その強烈な臭いの元であるアリシンは、茶カテキンと結びつくと、キレイに消臭されてしまいます。
茶カテキンには、消臭と抗菌作用がある以外にも柿渋程ではありませんがポリフェノールが含まれています。これにより体内の臭い成分を分解し、皮膚の雑菌の繁殖も抑えられるのです。
3.二千年前から知られる天然の消臭剤「ミョウバン」
ミョウバンとは、塩の一種で、別府泉地などには明礬(みょうばん)温泉という湯があります。
このミョウバン入り温泉は、リュウマチや皮膚病に効果がありますが、それ以外にも風呂あがりでも汗がベトベトせず体がさっぱりして快適という特徴があります。
ミョウバンはアルミニウムやカリウム、アンモニウムなどの化合物の総称で、古くはアルム石という名前で古代ローマ時代から天然のデオドラント剤として用いられてきました。
ミョウバンには、殺菌と制汗、抗菌という作用があり、先ほどの風呂上がりにも体が汗でべたべたしない理由としてこのミョウバンが汗腺を収縮させて汗を出にくくしているという効果があるようです。
制汗作用が強いので、わきがばかりではなく多汗症にも有効な成分であると言えます。
プラスα!わきがの衣服の黄ばみに有効な重曹
上記3つの成分と併せてご紹介したいのが重曹です。
重曹とは、重炭酸曹達(ソーダ)を縮めた言い方です。中学校の理科の授業中に出てきた、炭酸水素ナトリウム(NaHCO3)という呼び名の方がピンとくる方も多いかもしれません。
重曹と言うと、日常生活でも大活躍で掃除や洗濯、パンを膨らます事なんかにも使われたりします。
また、胃酸が出過ぎた時に胃薬としても使われます、重曹はアルカリ性の為に、胃酸に混ざると、中和反応が起きて、胃酸の出過ぎを抑えてくれるのです。
この重曹は酸性のわきがと違いアルカリ性なので、化学反応でわきがの臭いを中和します。
それに加えて、重曹は脂に馴染む性質があるので、腋の下などのわきが由来の黄ばみ、あのような脂質をメインとする汚れをキレイに落してくれるという性質があるのです。
まとめ
いかがだったでしょうか? 柿渋、緑茶、ミョウバン、そして重曹、これらのわきが消臭に有効な成分を抑えておけば、夏場のわきが対策もやりやすくなるでしょう。
それ以上に、わきが対応できる有効成分が、かなり多いという事にも驚きです。
これらの有効成分は、薬品や化粧品に入っているばかりではなく、緑茶やミョウバン重曹は一般にホームセンターなどでも売られています。
これらは手製の消臭グッズとしても活用できますから試しに造ってみましょう。
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